誰そ彼、彼は誰...

新社会人の徒然日記。音楽CD、本、漫画のレビューや出来事をつらつらと…。

ARIA(12) (BLADE COMICS)ARIA(12) (BLADE COMICS)
(2008/03/10)
天野こずえ

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遂に、完結。
SFヴェネツィア漫画。

前巻から終わりそうな空気漂っていたが、本誌で終わるという話が出てから、最終巻が出るまでの速さに驚き。1ヶ月かからないで出てるんではないだろうか。

凄く寂しい。けど、終わるべくして終わった。大して中弛みもしない良い展開だったと思う。
思えば現実のヴェネツィアに足を踏み入れてから丁度丸二年。この漫画を読んでは、海の向こうに思いを馳せていた。こう、読んでいて胸の奥がジーンとしたり、こそばゆい感じになるのが快感だった。天野作品でもARIAは特に世界観がたまらない。

また、あの地に足を踏み入れる日を心待ちにして、これからの人生を送りたい、そう心から思わせてくれる作品だった。

では、多少のネタバレも含むであろうので折り畳み。
前巻で衝撃のアリス飛び級一人前昇格。
今巻では当たり前のように、残り二人が一人前昇格。

通り名は無難に格好良い感じで。遥かなる蒼に薔薇の女王。アクアマリンはフツウだが、ローゼンクイーンはちと厳つい気もするけど 笑。


大団円に向けて、それぞれがそれぞれの道を歩き始めることによる変化。そしてそれを恐れてしまう感情が良く描かれているなぁと思った。
誰しも安定した生活っていうのは居心地がよくなってしまうけれど、永遠に続くわけはない。そこを、最終巻で思いっきり表現してくれた。

王道ともいえる展開で、ラストも更に王道なAQUA1巻の一場面を踏襲した終り方。
変化は起きていくけれども、それを乗り越えて、連綿と人生は繋がっていく。

恐ろしいほどの過去から人はそうやって螺旋のように少しずつ前に進んで生きてきた。ただ、古代から暗黒の中世へと移る際、一度逆方向に戻ってしまったが、そこでルネサンスという光を見つけだすことも出来た。そして、フィレンツェを筆頭として正にARIAの舞台であるヴェネツィアといった国が栄華を極めた。それは変化を恐れなかった人々の生きた証を積み重ねたものなのかもしれない。

とまぁ結局、あーだこーだ言ってはいても、一人の人生は歴史から見れば取るに足らないけれども、その短く小さな人生での数え切れない仕合せを、今という一瞬一瞬を大切に出来るといいねという天野節に尽きるのであろう。


貴方に出逢えて本当によかった
ありがとう
私の遥かなる蒼

気になったのでコメント残させて頂きました(^ ^)v

2008.06.04 00:08 URL | サウルコス #- [ 編集 ]













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